2007年7月28日 (土)

福岡グルメリポート・・・

もともと、ギター (音楽) と ワイン と クルマ の話を…、という趣旨で開設した個人サイト The Official ALEX’s Handbookでしたが、4年を経て ギターネタ が9割、かつ 常連様に寛いでいただく大人の “Night Bar” としてのんびりと運営させていただいております。

でも正直いうと、“グルメ日記” なんかもやってみたいと思ってたわけですね。転勤族として九州に居る間に、有名な、あるいは隠れた名店を探し歩き、その店と料理をブログで紹介していく・・・。ありきたりではございますが、外食好きの自分ならきっと面白いレポートができるぞ と思ったりしておりました。でも、本業が忙し過ぎて、もはやグルメレポートは諦めております・・・。

今回、ちょっとそれらしいレポートをしてみても、よかですか? (何故か 博多弁?)

どうせ福岡市内の飲食店を紹介したところで、ほんの数名いらっしゃる地元読者様が 『ほう、今度行ってみっか?』 と思われる程度で、九州外の方が、『じゃ、今度福岡に行ったときに寄ってみよう』 とは考えられないと思いますが、それはそれとして。ここ最近、機会があって訪問した店の中で印象に残っている2店をご紹介させていただきます。

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その1.『唄う! 手打ちうどん 稲穂

“歌う!” に惹かれたのではありません。地元局のTV番組で紹介されており、その時のレポーターの兄ちゃんがいわく、『すごい歯応えです! 弾力というのでしょうか、なかなか噛み切れません!』 と驚いていたので、興味津々、自転車で訪問してみました (適当に地図を見て走ったもので、辿り着くまでに 40分かかりましたが・・・)。

本場・讃岐で饂飩造りを修行した若い店主が、毎日捏ねて打ち上げる、本物の手打ちうどんです。本場でも下ごしらえは機械でやって後半だけ手打ちで仕上げる店が主流の中で、“純手打ち” といって、粉からの全工程を店主の全身を使って仕上げます (ギターで言うところの、完全手工・ルシアメイド というタイプ?)。

当方が興味を持ったのは、件のTVレポーターの 『すごい歯応えです!』 という驚きの顔。それを試してみたかったわけです。が、実際に食してみて思ったことは・・・、名も知らぬそのレポーター兄は、おそらく “讃岐うどん” というものを経験したことがないのだろうな、ということでした。

確かに、その店のうどんの歯応えはいい。のど越しも、ツルツル感も、よく出来ています。それでも、あんなに (若い頃の古館アナのように?) 驚いて品評するほどの堅さかと・・・。よくできた讃岐うどんは、およそこんなもんでしょう?

福岡に来て、いろんな食材や調理方法に出合って感動なり落胆なりしたことがありますが、その一例として、それは良し悪しではなく、福岡のうどんは 柔らかいです。いろんなサイトで検証してみましたが、基本的に、『歯ではなく、唇で麺が噛み切れる』 レベルです。当方の勤務先の近所にある老舗の某うどん屋では、手打ちの太麺、これは大袈裟ではなく直径8~10ミリの太い麺なのですが、それでも唇で噛み切れます。また、中洲エリアでも最も有名な老舗は、店が 角(かど) にあるがゆえに店名を 『かろのうろん (カドノウドン)』 といいます。この発音からして、いかに柔らかさを前面に押し出しているか、分かるでしょう(笑)。

福岡の方々にとって、うどんは柔らかいものです。例えば、件の 『歌う! 手打ちうどん 稲穂』 をYahoo!グルメなどのwebサイトで調べたときに見つけた読者の推奨文・・・。

『ものすごいコシで、一般的なうどんのようにガバッと口の中に入れると後悔する。噛むのはたいへんだが・・・』

『ものすごいコシ? はっきり言って、あごがダルいぞ!・・・』

いやはや、そこまでとは思いませんが・・・(苦笑)

 

実は2年ほど前に、天神にある別の讃岐うどん店に行ったのですが、麺のコシやダシの味は確かに讃岐なのに、固さ・弾力に欠ける? ちょっと残念な気がして、メニューを見直してみました。いわく、『当店では福岡の皆さまに本場讃岐のうどんを味わっていただこうと開店以来努力しておりますが、どうしても本格的な讃岐うどんを提供しようとすると、多くのお客様から麺が堅過ぎるとのお声があり、やや柔らかめにアレンジして手打ちしております・・・』 との由。商売とは、顧客あってのもの。職人の頑固なこだわりを通す店が多い中で、こういう決断をするのも一つの選択かと。

 

ところで、福岡の人は柔らかい麺が好きなのか? というと、左にあらず。

ラーメンは、堅いです。ハンパじゃない。『長浜ラーメン』 を名乗る店に入ってラーメンを注文すると、8割がたの店で 『麺の固さは?』 と訊かれますが、当方は 『普通で』 と答えます。『普通』 でそこそこ堅いめなのですが・・・。地元のお客さんは、『カタ(堅) で!』 とか、『俺はバリカタ!』 と注文しています。

実際に食したことがないのですが、『バリカタ』 の上? が 『ハリガネ』。さらに上が、『コナオトシ』 で究極が 『ナマ』 です(笑)。長浜ラーメンは極細のストレート麺ですので、関西の方は、ちょうど湯がく前の 三輪素麺(そうめん) でもイメージしといてください(爆)。

ま、福岡の方がみな、バリカタ を食べているわけではありませんで。『僕、ヤワで!』 とかいう注文が聞こえると、ほっとします・・・。

 

忘れてました。肝心の 『歌う! 稲穂』 の評価・・・。

うどんとしては やや高いめの価格設定なので、それなりの評価かと。あと、場所を探すのが難しいです。カーナビで行ったとしても、“目的地周辺” でクルマを降り、歩いて探すのか懸命でしょうか。

 

   

Cido

その2.『とんかつ 志道

こちらも、福岡ならではの店! というわけではありません。

大阪・新潟、そして福岡・鹿児島で数多くのトンカツを食してきましたが、最高に感動した逸品です!

といっても、定食で 2,000円以下、贅沢して 『上ヒレカツ定食』 を頼んでも 2,500円程度までの店しか経験ありませんので、私の感動もその程度のものですが・・・(苦笑)。

豚肉は、2種類から選びます。鹿児島産の黒豚と、岩手産の 白金(プラチナ)豚 です。それぞれに、ロースとヒレが選べます (蛇足ですが、どうして牛肉は フィレ で、豚肉は ヒレ なんでしょう?)。

どちらの肉も、大きな塊りが白いサラシ布に巻かれて、カウンター正面の冷蔵ショーケースに寝かされています。TVのバラエティ番組で、クイズに正解した芸能人が食べさせてもらってる肉も、あんな感じですか。驚くべきは、その柔らかさ! 口の中でほぐれるように、文字どおりトロけるように、柔らかく上品な肉質です。

実は、テーブルに置かれたトンカツの切り口がちょっと赤いというかピンクというか・・・ でして、豚肉は よぉく火を通して真っ白に! という固定観念があったもので、大丈夫かなぁ? と。でも、これだけ有名でこだわりの店が提供しているのだからと勝手に納得して、ピンクが残るカツを頬張ってみます。う、ウマイ!

新鮮な豚肉において、ミディアムレア という食べ方があるのかどうか定かではありませんが、そんな不安が一掃されるくらいに、うまいトンカツでございます。

付け加えますと、揚げるための アブラ も好みで2種類から選べます。

オレイン酸たっぷり、さらっと上品な “茶油” と、コクと甘みの “ラード” です。これはもう好みでしかありませんが、選ぶなら肉の特徴と合わせて・・・。しっかりした味わいで、濃厚な旨みとボリューム感を楽しみたいのなら、黒豚のロース をラードで揚げていただきましょ。さらっとヘルシーに、上質な美味しさを求めるなら、白金豚のヒレ を茶油でオーダー。今までのトンカツの概念が覆ります!

 

というわけで、福岡近隣の読者で一度行ってみたい方・・・。場所は、どうぞご自分でお調べになって(笑)。店で食べながら料理の写真を撮る勇気もないし、やっぱり私にはグルメブログは無理かしらん・・・?

TN

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